一人でいるのに慣れたなら こんどは羊と 遊んでみよう 羊はそのうち食べられて 私はまた一人になる もの思いする事自体は ぜんでもなければ あくでもない 私は十六歳だけれど まだいとけない水妖で 何も禁じられていないぶんだけ 心はとても さびしい 秋が来るので みんな眠りにはいる くるみを集めて りすのまねをしよう 水妖なのに りすのまね いっとき心がなごんでも それを伝えるひとがいない 誰も教えてくれなかったうたを 夕暮れどきにうたってみよう きっと森が聞くかもしれない |
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