わたくしの髪に 光の降る 月の 陽の 光が降る レレの都に 青い星の降る ウレマイアの谷底に 銀の水晶の 降る わたくしは混沌の娘である 幼女の頃に 男を愛さない事を 誓わされた わたくしは 手を断ち落とされ 足を折り取られ 舌を切り取られた 男がわたくしを愛さないようにである かわりに天霊たちが わたくしを愛した わたくしの髪は 羽毛にまみれた わたくしの屍は トロラアルの山頂に 放置された わたくしはアーアルのララである